WORKS
  • 自主制作

Category
LP
Role
Coding
Year
2026 / 08

デザインの意図を受け取り、
実装を担当する。

デザイナーさんが自主制作として設計・制作した、不動産業界に特化した転職エージェントLP。
ターゲットやCV、想定する閲覧シーンとあわせてPhotoshopカンプをご提供いただき、コーディングを担当しました。

サイトに求められていたこと

不動産業界での転職を検討するユーザーが、隙間時間でも必要な情報を把握できること。

現職の評価制度・年収・働き方に課題を感じている20〜30代の不動産業界従事者が中心。
在職中のユーザーが通勤中や休憩中にスマートフォンで閲覧することを想定し、転職支援の特徴や実績、利用者の声などを順に確認できる構成が設計されていました。

サイトで目指す行動

無料の市場価値診断・キャリア相談への申込。

サービスの特徴や実績、成功者の声、利用の流れ、よくある不安への回答を通して、転職を検討するユーザーの判断材料を提示。
最終的に、無料の市場価値診断・キャリア相談への申込につなげることが、このLPのCVとして設定されていました。

情報を追う先に、
相談という選択肢が
自然に残る設計。

見るのは、
転職を本気で考えはじめた人。

20〜30代の不動産業界従事者を中心に、現在の評価制度・年収・働き方に課題を感じ、転職を検討しているユーザーを想定。
在職中の閲覧が多く、通勤中や休憩中などの隙間時間にスマートフォンから情報収集・申込を行うことを前提として、デザイナーさんによりSPを中心としたLPとして設計されています。

仕事の合間に見るからこそ、
 短時間でも情報を追いやすく。

不動産業界特化 転職エージェントLPの表示イメージ

不動産業界に特化した転職エージェントのLPです。
 デザイナーさんからターゲット・CV・想定する閲覧シーンなどの設計意図とPhotoshopカンプをご提供いただき、コーディングを担当しました。
 カンプの再現だけでなく、設計意図を踏まえて動きやUIを検討し、必要な箇所では実装側からも提案。デザイナーさんとすり合わせながら仕上げています。

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Scope
コーディング / 公開作業
Stack
HTML / CSS(Sass) / JavaScript
Duration
7日
Design
デザイン支給(photoshop)
Designer
ともよさん
Focus
スマートフォンでの閲覧を想定したUI実装と、実機・アプリ内ブラウザでの表示検証。
Type
LP
CMS
ー
Publish
独自ドメイン / レンタルサーバー

制作範囲は案件ごとに異なります。
この案件ではデザインの支給を受け、
実装から公開までを担当しました。

この制作で、
考えたこと。

案件ごとに異なる目的やデザイン、
運用条件に合わせて、
実装方法や情報の見せ方を考えています。

いつも大切にしていることは、
Processへ。

View Process
  • 01 Information Design

    設計意図を、
    実装判断の基準にする。

    デザイナーさんから共有いただいたのは、在職中のユーザーが通勤中や休憩中などの隙間時間に、スマートフォンで閲覧・申込することを想定したLPであること。

    そのため実装では、動きを加えて目を引くことよりも、限られた時間の中で情報を追いやすく、必要な内容を妨げないことを判断の基準にしました。

    アニメーションやUIを検討する際も、「動かせるか」ではなく「このユーザー、この閲覧状況に必要か」を考え、長尺のLPを無理なく読み進められる強さやタイミングに調整しています。

    誰が、どんな状況で見るのか。
     そこから実装の判断を始める。

  • 02 Responsive

    要望を実装して終わらず、
    「伝わる状態」をひとつ足す。

    「成功者の声」は、デザイナーさんからのご要望をもとにカルーセルとして実装しました。

    さらに、現在位置と全体のカード数が分かれば「あとどれくらいあるのか」をひと目で把握でき、「これくらいなら見てみよう」と続きを見るきっかけになると考え、ページネーションの追加をご提案。

    現在位置はネイビー、その他は薄いグレーとし、デザインの雰囲気を崩さない見せ方に調整しました。自動切り替えの速度についてもご提案のうえ、実際の動きを共有しながらデザイナーさんとすり合わせています。

    残りの量が見えることで、
     「もう少し見てみよう」につなげる。

  • 03 Interaction

    デザインの世界観を、
    動きまでつなげる。

    動きを加える際は、機能だけでなく、支給されたデザインの雰囲気を崩さないことも意識しました。

    CTAには、デザイナーさんからご要望いただいた「キラッとする演出」を実装。視線を引きながらも情報より演出が目立たないよう、光り方やタイミングを調整しています。

    またセクション間の矢印やドットには、デザインのあしらいを活かした控えめなアニメーションを追加。スクロールに合わせて動きを加えることで、静止画のカンプが持つ世界観を保ちながら、Webとして自然に次の情報へ視線をつなげることを目指しました。

    デザインを「動かす」のではなく、
     デザインに合う「動き」を考える。

使用した技術と、何のために使ったか。

  • HTML / SCSS

    カンプの構造を読み取り、各セクションを意味のある単位でマークアップ。SPカンプをベースに、PCではコンテンツ幅を制御して表示を調整しました。

  • カルーセルやアニメーションなどの、閲覧を補助するインタラクションを実装。

  • Image & Loading

    画像のWebP化、alt属性・width / heightの設定、表示位置に応じた遅延読み込みなど、公開時の基本的な最適化にも対応。

掲載していない実装についても、必要に応じてご説明します。

公開後に起きた表示崩れを、
実機で確かめて直す。

公開したあと、特定の環境でだけ
レイアウトが崩れていることが分かりました。
原因の切り分けから、一度試した方法の見直し、
最終的な修正までを順に記録しています。

  1. 01 / Issue 発生した問題

    通常ブラウザでは問題なく、
    アプリ内ブラウザで
    表示が崩れた。

    Google Pixel で端末の文字サイズを 115% に
    設定し、Android版 X のアプリ内ブラウザから
    閲覧した場合に、文字の見切れや重なり、
    装飾のずれ、横スクロールが発生していました。
    通常の Chrome では正常に表示されていたため、
    環境と設定が重なったときだけ
    起きる崩れでした。

    初回公開時にアプリ内ブラウザで表示が崩れていた状態のスクリーンショット
    初回公開時の表示崩れ
    アプリ内ブラウザ / 文字サイズ 115%
  2. 02 / Cause 原因

    文字だけが拡大され、
    固定サイズの枠と
    噛み合わなくなっていた。

    今回の環境では、端末の設定によって
    文字だけが拡大され、固定サイズの枠や
    絶対配置した要素との整合性が
    崩れていました。すべての Android 端末で
    同じ現象が起きるわけではなく、
    文字サイズの設定とアプリ内ブラウザの
    組み合わせによって現れる崩れだと
    考えています。

  3. 03 / Verification 最初の仮説と不採用理由

    疑似環境では改善したが、
     実機では別の崩れが発生。

    文字サイズに合わせて枠や余白も一緒に拡大されるよう、em を使った調整を試しました。ローカルの疑似環境では横スクロールが解消されましたが、実機では文字とその他の要素で拡大のされ方が異なり、テキストが画像に重なるなど別の表示崩れが発生しました。
    そのため em による調整は不採用とし、以降は実機で表示を確認しながら原因を切り分ける方法へ変更しました。

    em で調整した検証途中の状態を実機で確認したスクリーンショット
    em で調整した検証途中の状態
    実機で確認 / 同じ端末・同じ設定
  4. 04 / Fix 最終的な対応

    サイズを固定せず、
    文字の拡大に追従する
    構造へ変えた。

    カンプへ完全に合わせることよりも、
    文字が拡大されても情報が読める状態を
    保つことを基準にしました。
    サイズを固定している箇所を、
    内容に合わせて伸びる形へ置き換えています。

    • 高さを固定せず、内容に応じて伸びる指定へ 文字が拡大しても、
      枠の中で文章が途切れないようにするため。
    • 絶対配置していた文章を、通常のフローへ戻す 拡大した分だけ位置がずれて、
      他の要素と重なるのを防ぐため。
    • 不要な nowrap と強制改行を減らす 幅が足りないときに、
      折り返して収まる余地を残すため。
    • 背景や装飾を、文字に追従する構造へ 文字だけが大きくなっても、
      装飾との位置関係が崩れないようにするため。
    • FV のキャッチを約 12% 縮小 拡大した状態でも、最初に見える一文が
      画面内に収まるようにするため。
    • 横スクロールの原因箇所にのみ overflow-x: clip ページ全体を制限せず、
      はみ出しが起きている箇所だけを抑えるため。
  5. 05 / Result 結果

    通常時のデザインを保ったまま、
    見切れと横スクロールを
    解消した。

    修正後、同じ端末・同じ文字サイズの設定で
    もう一度確認しました。

    • 重要な情報の見切れと重なりを解消
    • モデルの顔に文字が重なる状態を解消
    • 横スクロールを解消
    • 通常の Chrome では
      元のデザインをほぼ維持
    • 既存のカルーセル等へ影響がないことを確認
    最終修正後にアプリ内ブラウザで表示を確認したスクリーンショット
    最終修正後の表示
    アプリ内ブラウザ / 文字サイズ 115%
  6. 06 / Learning 今回の判断と学び

    完全一致より、
    重要な情報が
    読めることを優先する。

    すべての環境でカンプと完全に一致させる
    ことよりも、重要な情報の可読性を守ることを
    優先しました。環境によって多少の差が出ても、
    伝えるべき内容が読める状態であることを
    合格ラインにしています。

    また、疑似環境での確認だけで合格とせず、
    実機と挙動が一致しているかを確かめること、
    必要に応じて検証方法そのものを見直すことの
    重要性を学びました。